今年も昨年に続き降雨に見舞われ、汚染値はかなり低い数値となりました。NO2が雨に流されるのでしょう。住宅地内は軒並み低い数値となりましたが、幹線道路、特に貫井トンネル付近は環境基準値を超える値となりました。車の排ガスの影響がくっきりと現れた形です。
7月の21日22日の連休はガソリン高騰のあおりで車の渋滞も少なかったというニュースが目に留まりました。しかしこの現象も一時なのか、安くなればまた車が増えるのかもしれません。でもガソリンの値段に関係なく、車の生活が見直されているという実感はあります。アイドリングストップやレンタカー、カーシェアリング、公共交通や自転車の利用など脱車社会に期待せざるをえません。地方の自治体では路面電車の復活やあいのりバス、駅周辺の車の出入り禁止など、先を見越したまちづくりが広がっています。
一方、武蔵小金井駅南口再開発区域に1000台を超える駐車場の計画は前近代的な発想といわざるを得ません。将来超高齢社会にあって、車社会がこのまま進むとは考えられないからです。進入車両による渋滞で駅前には相当の排ガスが充満することも予測されます。その行方を知るためにもこの調査を続けていかなくてはなりません。(詳細なデータが必要な方、また調査に参加ご希望のかたもネットまでご連絡ください。TEL387−1068)