「合成洗剤は持ち込まないで」

公共施設にポスターを貼ってほしい

・・・・環境政策課とヒヤリングを行いました・・・・ 

小金井市は、「公共施設では合成洗剤は使わず、石けんを使用する」という方針をもっています。また、環境行動指針にも「なるべく合成洗剤を使わない」ことが挙げられています。さて、公共施設の実態はどうでしょうか。
 昨年の夏、生活クラブまち小金井の石けんポイントチームと合同で公共施設(給湯室・お手洗い)の石けん調査を実施したところ、21ヶ所中ほとんどの施設で合成洗剤が置かれていることが発覚。早速昨年の12月議会で「合成洗剤を持ち込まないで」のポスターを公共施設に貼ってほしいと要望し、行政から「担当課と調整して掲示内容を考えたい」との回答をもらっていました。
 今年6月、小金井ネットと石けんポイントチームで作ったオリジナルの「合成洗剤は持ち込まないで」のポスターを持って環境政策課とヒヤリングを行いました。
 市の調査でも、いまだに合成洗剤が多くの施設で使われていることが分かっています。制度や条例がないと担当職員が交代するたびに合成洗剤に戻ってしまうのです。特に、もっとも影響を受けやすい子どもたちのいる学校や学童保育所で合成洗剤が多く使われています。すでに国のPRTR法には合成洗剤は有害物質であることが明記されているのです。
 商品名が「石けん」でも商品の裏側の表示には小さく合成洗剤の有害物質名が掲載されていることもしばしば。どの商品に合成洗剤がはいっているのかどうか、有害物質も多種類にわたり、見分けが難しいのが現実。ポスターには合成洗剤とそうでないものの表示の簡単な見分け方もしっかりと書き込みました。
 ヒヤリングでは、内容については環境政策課と概ね合意を得ましたが、ポスターを貼るかどうかは施設の管理責任者に委ねられているとか。もしあなたの身近な施設でポスターがなかったらどうぞ教えてください。
 
●ヒヤリングに参加された市民のかたからのコメントです。

昨年、私達は調査した公共施設の石けん設置状況結果を一覧表にまとめましたが、今回は思いがけず環境政策課が公共施設における「せっけん」・「洗剤」の使用に関する調査表と小学校・中学校・保育園、その他を含む調査結果を持参して来ました。これは紛れもなく協力体制であると実感しました。行政の意見を聞くとともに、私達参加者5名もそれぞれの意見を述べあって次のステップへのいい感触を受けました。公共施設の給湯室などに貼られるポスターを楽しみに見に行きましよう。(Nさん)

次の記事

大気汚染調査報告