★「憲法カフェ」 子どもたちを戦争に巻き込ませないために
ほぼ満席となった会場は、当日参加の方が半数を占めました。チラシを見てきたと言う方の多いことからも、市民の関心の広がりと、漠然とした不安が増えているのではないかと思われました。
会場の声、参加者のアンケートからは、自民党の憲法草案の内容を知り、日本が戦争をしない国でいるためには、改めて9条を持つ日本国憲法が大事という声が多く寄せられました。
講師の長尾詩子さんが最後に質問に答えて言われたことが印象的でした。
現憲法を全く改正すべきでないとは考えないが、今それを弁護士の立場で発言すれば、「憲法改正派」であると相手側に利用されるのを避けている。例えば昨年の衆議院の解散からの選挙のようにと、内閣総理大臣が持つ国会の解散権が例にあげられました。
憲法改正を、すべきかしてはならないのかの、二元論だけで論じることは間違いだと思います。改正すべきならばそれはどこか、改正してはならないところはどこかなどを、国は国民に充分な議論の場を用意することから始めるべきです。
当日の長尾さんの資料と、参加者のアンケートの声から、改憲してはならないポイントなど、以下まとめてみました。
家族や身近な人同士で、憲法について話題に上がって、多様な意見交換が普通にできるといいですね。
★アンケートから
・「公共の福祉」が「公益及び公の秩序」になる。恐怖を覚えた。
・「個人が大切に尊重される」が大事。
・自民党の改正草案、改めて改憲怖い。
・ 改憲には”反対”だったが、こんなに多くの点を改悪しようとは驚き。
・「国民主権」「平和」「戦争放棄」だけでなく、憲法の根っこ第13条、14条の大切さを知りすっきりした。
・今の憲法の主語は「国(国家権力)」であり、国民に対して義務を負うことになっている。だが自民党草案では「国民」になり、権力者が国民を縛るものでは権力者は野放しになる。
★長尾詩子さんの資料から:絵本『あなたこそたからもの』を通して
・憲法が守っていること
①基本的人権の尊重
「個人の尊重」→幸福追求権・13条《自由権》
→生存権・25条
②国民主権
③「もう戦争はしません。軍隊もいりません。」
→前文・9条
・憲法が必要なワケ
憲法は、権力へのブレーキ(立憲主義)
→だから、憲法は、他の法律とは違う。「最高法規」
→だから、96条で、他の法律よりも改正しにくくしている
96条「各議員総議員の3分の2以上の賛成で発議」「国民の過半数の賛成」
(⇒2月の衆議院選で自民単独で2/3以上を占めた今、改憲のチャンス?)
・憲法改憲の想定スケジュール
1)国会の「憲法審査会」にて改正原案を提出、審査。
↓
2)国会における発議「衆参ともに総議員の3分の2以上の賛成で発議」
↓国民への周知:60日から180日の広報…広報予算上限なし
3)国民投票「国民の過半数の賛成」…最低投票率なし
★自民党改憲草案も、現行憲法と対照付きの資料でいただきました。
ご希望の方にはコピーしてお分けできます。
小金井・生活者ネットワークまでお問い合せ下さい。



