ネットの一般質問をきっかけに、「香りのマナー」ポスターが出来た
2017年の9月議会で「強い香りで困ったと、市民からの相談は無いのか」と質し、「香害ポスターを作って、香料自粛を呼びかけよう」と、訴えました。18年も3月と12月に「香害」に関する一般質問を行いました。本来は国が法を整備し、有害化学物質への規制を行うべきです。しかし、「私も困っています」との多くの市民の声が集まってきます。まずは市民の健康を守る視点での周知・啓発を自治体が行うべきです。
柔軟剤などの強い香りに関する相談が、経済課の「消費生活相談室」にあったことも分かりました。それを受け、経済課は強い香りへの配慮を求めるポスターを作り、HPでの広報と公共施設やココバスに掲示しました。
◆はじめは公共施設だけの掲示
しかしこのポスターは、「消費者行政の立場」で作ったものなので、学校などへの掲示は求めないと。そこで12月議会では、安曇野市教育長が全家庭に配った「香料についてのお願い」には「洗剤などに含まれる香料によって、頭痛や吐き気などの症状がある子どもがいる」と明記されたことを紹介し、小中学校でのポスター掲示と、子どもの健康に関する実態調査を求めました。
◆そして学校でもポスター掲示!
質問後すぐに、教育委員会から全小中学校長あてに、ポスターの掲示をお願いする文書が出されました。保護者や先生方に「香害」を知って頂く大事な一歩です。しかしこのポスターはまだ、健康への影響には触れていません。今後は給食着や柔道着など、共有で使う衣類への柔軟剤使用の自粛を求める事も必要です。学校や保育園を、子どもたちの健康が守られる環境にするため、今後も取り組みを続けます。
記事:こがねっとレポートno.132より
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