冒険遊び場・プレーパークの常設化を
子どもの育ちを支え、子どもが自ら伸びる力を発揮できる環境づくりは、大人の責任です。今地域から、安心して群れて遊べる時間、空間、仲間がなくなっています。
そんな中、木登りや焚火、秘密基地づくりの出来る「けがと弁当は自分持ち」が合言葉のプレーパークが、市民の自主的な活動で始まっています。塾や習い事で忙しい子どもたちにも、自由な遊びの時間を返してあげたい。その思いから、いつ来ても遊べる常設の遊び場を、市民とともに作らないか、訊ねました。
子どもが自分の責任で自由に遊ぶには、それを見守り遊びを促すプレーリーダーや、地域との連携を育む世話人の存在が欠かせません。議会で市民の自主活動の限界を訴え、市民協同での遊び場作りを提案すると、市長からは「市内のどこで出来るか、研究する」と、前向きな答弁が得られました。遊びは子どもの最大の権利です。子どもたちの遊びたい気持ち、のんびりしたい気持ちを守ることができる居場所としてのプレーパークを、行政の責任で常設化することが待ち望まれます。
小中学校で、平和教育の充実を
小金井市は平和都市宣言に署名し、中東和平プロジェクトも行っています。子どもたちには、教科書で学ぶだけでなく、平和を愛する心を育む体験学習が欠かせません。学校では、実感の持てる取り組みは行っているのか、広島への修学旅行は何故なくなったのか、修学旅行先は誰が決めるのか、また、実感の持てる平和教育として、広島への修学旅行を復活させないか、質問しました。
「指導要領に沿って学習し、ユニセフ募金にも取り組んでいる。修学旅行先は、各学校の特色を生かして学校で決める。広島へ行かなくなったのは、予算もあるが、戦争体験の語り部が少なくなったことも原因」という答弁。平和教育の一環として、希望すれば広島等へも行けるよう予算配分も含め要望しました。過去5年間、1中以外の修学旅行先は、すべて京都・奈良とは驚き、更なる充実が望まれます。