煙突のないごみ処理場を!

レポート「こがねい」 NO.94から

二枚橋組合解散へ!

 「二枚橋衛生組合議会」は、調布、府中、小金井3市の議員で構成されています。今年7月、組合議会では、①組合は21年度末に解散する②建物は小金井市が解体して更地に戻す③土地は3市で3分割する④解体経費は3市が3分の1ずつ負担することが合意され、解散と跡地の利用については別問題として扱うことを確認しました。
 二枚橋の焼却炉は閉鎖されましたが、施設の管理や事務等のため、調布、府中、小金井の3市職員で運営している「二枚橋衛生組合」は解散していません。職員の人件費や管理費に経費がかかるうえ、さらに21年度中の組合解散を国分寺市と約束しているため、早急に解散をする必要があります。
 調布市や府中市は二枚橋跡地に「焼却場」を建てることに反対しているため、協議には時間がかかります。そのため跡地利用は、組合を解散した後に3市で協議することが稲葉市長から報告されました。近隣の住民が長い間煙突の煙に悩んだことを小金井市も十分承知しているはずです。現状では二枚橋の場所には煙突は建てられません。今後、小金井市が二枚橋にゴミ処理場を建設するためには、処理方法を本気で国分寺市と検討しなければなりません。今こそ「燃やさないごみ処理施設」を検討するべきです。他自治体に先駆けて、「煙突のないごみ処理場」を進めましょう!(田頭祐子)
 

非焼却処理の調査を早く始めよ!

 小金井・生活者ネットは、共同処理を約束している国分寺市と非焼却処理について協議の場を早急に持つべきと、主張してきました。しかし、小金井市には視察など非焼却の調査に積極的に取り組む姿勢がなく、場所が決まってから国分寺と協議をするとの一点張りです。
 すでに立川市では可燃ごみを5年間で半減するために、燃やさずに再資源化する装置の導入を検討する方針を決定しています。すでに小金井市ごみゼロ化推進会議や市議会議員など、多くの市民が非焼却装置を視察しています。そのひとつである「EE21」は、ダイオキシンや二酸化炭素が発生せず、煙突もいりません。また構造がシンプルでコンパクトなため、維持管理費が少なく、焼却場のような広大な面積を必要としません。小金井市は一日も早く「非焼却」の方針を定め、実現化に向けた実証プラントを立ち上げるべきではないでしょうか。(杉本早苗)