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小金井・生活者ネットワークは、都市計画道路の第四次事業化計画について、小金井市内を通る都市計画道路の整備に反対し、下記の声明文を公表します。
声明文
わたしたちは都市計画道路3・4・1号線、3・4・11号線の優先整備に反対します
2016年2月10日
小金井・生活者ネットワーク
東京都は2016年から10年間の道路整備方針(案)を示しました。2月10日までパブリックコメントを募集、2015(平成27)年度末に「東京における都市計画道路の整備方針(第四次事業化計画)」を策定していくとしています。
小金井・生活者ネットワークは、以下の点から都市計画道路3・4・1号線、3・4・11号線の優先整備に反対します。
・ この道路整備方針のもとになっているのは、1962(昭和37)年の都市計画決定です。当時と現在とでは、社会状況は異なっています。人口は、2040年にはすべての都道府県で2010年を下まわる(国立社会保障・人口問題研究所発表/平成25年3月)とされ、自動車保有台数の減少率(2030年までの15年間で約9%)は世帯減少率(同2.8%)を上回る(野村総合研究所発表/2015年6月)との調査もある中で、自動車交通に偏向した政策をとるべきではありません。
市内の市道の維持・補修にかかる費用に年間約2.4億円(平均)との試算もあります。市道、都道の別に関わらず道路を増やした後の税負担まで考える必要があります。
・ 計画は、小金井市の貴重な自然である国分寺崖線を破壊します。小金井市第四次基本構想、第二次小金井市環境基本計画では「崖線緑地を保全する」と明記されており、小金井市の施策との整合性が図れません。
・ 幅員18mや16mの道路は、地域のコミュニティーを分断します。また、子どもや高齢者の道路横断を困難にします。東町5丁目は学区域を都市計画道路が通ることになり、危険です。
・ 54年前の計画を、道路予定地の住民には何の説明も意見聴取もなく、東京都はいきなり優先道路に指定しました。自治体への意見聴取だけでは、あまりに住民軽視と言わざるをえません。東京都はパブリックコメントに寄せられた市民の声を真摯に検討し、計画の見直しを行うべきです。
以上。
都市計画道路が横切る「ムジナ坂」。