ハケと野川を分断する都市計画道路 /ネットニュースから
昨年12月に、東京都から「2016年から10年間の整備方針(案)」が示されました。
小金井市は、東大通りの東町4丁目交差点から南下して東八道路へ抜ける「小金井3・4・11号線外」(830m)と、東町4丁目交差点付近から西へ国分寺崖線(ハケ)を下り、小金井第二中学校の南側、小金井自動車学校を通って新小金井街道へ抜ける「小金井3・4・1号線」(2050m)の2本の道路が優先整備路線になっています。
都市計画道路が計画されたのは、1962(昭和37)年です。当時とは状況が大きく変わり、当該地区に住みながら計画を全く知らない住民も多くいます。
この整備方針(案)が市のホームページに掲載されて以降、市民から説明を求める声があがっていますが、市はその要望に応える姿勢も見せません。
東京都は2月10日まで、整備方針(案)に対する意見・提案を募集しています。まず、「ハケと野川を分断する都市計画道路はいらない」の声をあげましょう。
人口減少とともに自動車保有台数も、先進国ではゆるやかに減少しているとの調査もあります。都にこの整備方針を撤回させたうえで、54年前の計画をそのまま実施するのか、計画そのものを見直させるのかを市民参加のもとで検討すべきです。(市議会議員 林とも子)