市議からのメッセージ【こがねっとレポートno.111より】・・・林とも子

(仮称)「下山谷の森」整備工事

 市民からの一通のメール

 「近くの民有地が市に寄付され公園になるそうだ。市職員が来たけれど不在だったため説明を受けていない。」市民から届いたメールには戸惑いと不安がにじんでいました。付近の用水路跡を道路にする計画もあります。公園整備とともに道路が敷設されて人の流れが変わり、地域の安全が保たれるのかと心配され連絡をくださったようです。

 約2200万円の補正予算も計上されていたため、環境政策課に問い合わせました。結果、
①測量やフェンスの設置を行う
②今のところは広く市民に開放しない
③遊歩道にする計画はあるが緑地整備に合わせて進める考えはない
ということでした。

 連絡をくださった方に報告すると、その方も改めて市役所に問い合わせて確認したとのことでした。

今後の活用は市民参加で

 樹齢100年を超える木があることなどから、調査のため環境団体の立ち入りや環境学習としての利用は考えているとのことです。これを市民の財産とするために、今後の活用は市民と一緒に考えてほしいと予算特別委員会で要望しました。

 市内には、梶野公園やもくば公園など、市民と一緒に機能やルールを決めた前例があります。地域の人と共に知恵を出し合い合意形成を計り、冒頭のような市民の懸念や不安は解消していくべきです。これから市は、市民に説明するだけでなく、協働で整備や活用などを考えていくためにも、コーディネートの役割を担うことが必要です。