大規模災害にも備え、エネルギービジョンの策定を!
新しい歳を迎え、新たな気持ちで、暮らしやすい「まちづくり」を進めます。
皆さまのご意見など、是非お寄せください。今年もよろしくお願いいたします。
《こがねっとレポート no.110より》
大規模災害にも備え、エネルギービジョンの策定を!
震災後の私たちの暮らしは、原発に頼らないエネルギーをいかに生み出し、まちの中に普及させるかという目標が大事になります。これは大規模災害時の停電対策としても重要です。
■まちの発電量を知ろう!
市では現在、マロンホールや栗山公園健康運動センター、たけとんぼ学童保育所など7か所の公共施設に太陽光パネルを設置しています。来年度は4月に開館の、貫井北町地域センターにも設置される予定です。現在の最大発電容量は合計53.29kw。平成24年度の余剰電力の売電総収入は59万6千円余りと、まだ規模は小さいのが現状です。
また、民間住宅へは限度額10万円で、太陽光パネルの設置補助金を交付しています。平成22~24年度まで、278件で合計1050.1kwの最大発電容量です。
■計画的な発電を進めるには、エネルギービジョンが必要!
小平市では、市の補助金を受けた人は1年間毎月の発電量を報告するよう求めています。自分のまちの自然エネルギーによる発電量が明確になり、意識啓発にもつながる仕組みです。杉並区では今年6月「地域エネルギービジョン」を策定し、「災害に強く快適で環境にやさしいエネルギー創造都市」をめざしています。
9月の小金井市議会には「『小金井市・エネルギービジョン』(仮称)の策定を求める陳情書」が小金井ネット会員から出されましたが、継続審査となっています。市民とともに環境基本計画の見直しの中でも議論すべきだと、建設環境委員会で指摘しました。(田頭)