今年9月、ごみ対策課から、ごみ相談員の講義開催の案内が届いた。小金井市は、ごみ相談員制度を立ち上げることになり、ごみに関する相談の窓口となる人材の育成を目的に開いた講座だ。対象は、ごみ減量を目的に推進活動を行っている「ごみゼロ化推進会議」の全会員。推進委員は町会から選出された市民が多く、地域とのつながりが強い。講座を受講した後は、白地に緑文字の「ごみ相談員」の看板を自宅にかけて、地域住民の相談に対応する。貫井南・前原町地域の講座では相談員約20名が西之台会館に集まった。
当日の講師はごみ対策課の職員。ごみ分別の手引書を教科書に主にごみ分別の方法を学ぶ。相談員の主な仕事は、不法投棄や分別、水切りなどの悩みや相談に応じること。
不法投棄は、場所によって、回収できないこともある。自宅敷地内なら、自分で業者に連絡するしかない。自転車は盗難車の恐れがあり、ごみ対策課は回収できないので、警察に連絡をしてもらう。
ごみ分別が難しいのは、不燃とプラスチックごみ。原則複合商品は燃やさないごみに出す。最近卵パックやカップヌードルなどは紙製が多いので分別に要注意。くつしたやストッキングは、燃やすごみ、電球は燃やさないごみ、蛍光灯は危険物。かさははみ出てもいいので必ず袋に入れること。紙ごみは雨の日でもそのまま回収日に出してもかまわない。濡れない様にビニールなどで覆うとかえって不燃ごみが増え、無用な気遣いとなる。使えそうな粗大ごみが発生したときは、リサイクルセンターにまず電話してほしい。査定によっては引き取らない場合もあるが、粗大ごみセンターに連絡すれば、破砕の運命をたどる。連絡先はごみカレンダーに記載されている。ごみ減量には、リサイクルコストのかからない発生抑制が最優先課題である。