都議会生活者ネットワーク・みらいは、3月15日、石原東京都知事あて「東北地方太平洋沖地震による震災への緊急対応に関する申し入れ」を、比留間総務局長に提出しました。
東北地方太平洋沖地震による震災への緊急対応に関する申し入れ
11日に発生した東北地方太平洋沖地震は未曽有の被害をもたらし、亡くなられた方々にお悔やみを申し上げますとともに、被災者の方々に心からお見舞い申し上げます。
都としても被災者救助・救援に全力を挙げて取り組んでいることとは思いますが、今後も一層適切な支援を行うことが求められます。
想定外の巨大地震は沿岸に並ぶ原子力発電所にも大きな被害をもたらし、原子力発電所の爆発による放射能漏れ、という最悪の事態を迎えており、都民の不安は高まるばかりです。
こうした緊急事態に、都としては可能な限りのあらゆる対策を用意することはもちろんですが、特に以下の事柄に早急に取り組まれるよう申し入れます。
1、 都民の健康を守るため、大気中の放射能測定を行い、測定結果を速やかに公表すること。特に子どもたちへの適切な対応を適時判断すること。
2、 計画停電は都民生活に深刻な影響を及ぼすものであり、不安や大きな混乱が生じないよう、正確な情報を関係機関に要請するとともに、障がい者・高齢者・外国人などに的確な情報提供を図ること。
3、 今回の地震に際し実施した帰宅困難者対策等の措置を点検し、東京都地域防災計画の必要な見直しや新たに計画停電対策等を講じること。
4、 都内においては不確かな情報によって不要不急な買占めをしないよう、呼びかけるとともに、生活必需品の安定供給を行うよう、事業者の協力を要請すること。
世界が注目し、国民、都民が不安視する放射能拡散の実態については、「情報がなかなか入ってこないが、1時間ごとの放射能測定結果をホームページで公開するよう、現在進めている」との状況説明がありました。
都内の空気の放射線、放射能物質の測定結果が都のHPにアップされていますので、お知らせします。
1時間ごとの測定結果が表記されています。
http://www.tokyo-eiken.go.jp/monitoring/index.html