●節約した光熱費を学校内で自由に使う
07年6月議会で提案した、学校での「光熱水費節減分還元プログラム」に、今年度、実施に向けての予算が計上されました。電気・ガスの使用状況を常時監視するためのモニターが、5つの小中学校に設置され、環境教育の取り組みが始まっています。このプログラムはドイツの公立学校で始まり、生徒や職員が省エネ活動で努力して節減できた経費は全額市に返していましたが、半分はその学校で自由に使えるシステムです。還元されたお金で校内の屋上緑化や緑のカーテンなどに使えれば、経費節減をはじめ、環境教育や地球温暖化防止にも貢献する一石三鳥のプログラムです。
●まちぐるみで緑のカーテンを
新宿区では、区役所前の歩道につる性の植物の棚をつくり、木蔭をつくっています。小金井市でも庁舎に緑のカーテンを設置しないかとの提案に対して、08年6月議会では「検討する」という消極的な行政答弁でした。しかし、今年5月にはゴーヤをはじめ、朝顔、へちまなどのつる性の苗が本庁舎の南側面に植えられ、3階の窓まで伸びています。緑のカーテンは3〜4度の室温を下げる効果があり、直射日光の当たる教室の窓際に座る子どものためにも作ってあげたいものです。
今回の一般質問では、ゴーヤや朝顔などの苗の無料配布を行い、まちぐるみで温暖化対策を進めるように要望しました。また、水遣りは水道水ではなく、雨水を利用することを求めました。自然エネルギーの利用と雨水の循環で、省エネルギーと温暖化対策を進め、水と緑の小金井市にふさわしいまちづくりが求められます。