2009年 子ども政策

子どもがいきいきと育つまちを!

●子どもがいきいきと育つまちをつくる

小金井・生活者ネットワークはしゃべり場サロンを開き、地域の母親と一緒に、身近な小学校の話題や、こどもたちの最近の様子など、毎月定例で話合ってきました。その中から見えてきた問題を、昨年、田頭ゆう子とともに子ども部会で政策としてまとめ2009年度選挙政策として提案します。

子どもの育ちを応援する
1・子どもの人権を守る

①こども支援のための相談・救済の制度(子どもオンブズ)をつくる。
(オンブズパーソン制度は子どもの権利を最優先し、問題が発生したら<登校できない・いじめにあっている・教師から暴力や嫌がらせを受けている・その他の権利侵害他>『子どもオンブズマン』という専門の職員が間にたって相談、問題解決する制度。) 
②子ども自身が子どもの権利を学ぶ機会を全ての学校に作る。
③子どもの権利を学習するための教職員対象の研修を行う。
④地域の大人の権利学習の機会を充実させる。
⑤市内の児童館全てに中高校生タイムをつくり、10代の子どもたちが主体的に活動できる場を保障する。

2・子育ち・子育てを地域で支えあうしくみをつくる

①広場事業、ショートステイ、一時保育など在宅での子育て施策を支援する。
②親子が歩いて通える地域の中に、常設の「親子ひろば」を増やす。(公共施設に親子で気軽に立ち寄える「親子ひろば」をつくる。)
③子育て支援ボランティアの育成など、地域で「子育て力」を高め活用していく。
④産休や育児休暇後も安心して職場復帰できるように、就労家庭の支援を充実する。
⑤子どもや親の多様なニーズに対応できる相談窓口を設置する。
(4月の区切りにかかわらず、いつでも預かれるような体制作り)

3・子どもの虐待防止のネットワークをつくる
①保育士や保健師、小児科医、児童相談所と連携できるネットワークをつくり、虐待の早期の発見と速やかな対応を可能にする。

4・子どもがのびのび遊び育つ環境を作る

①子どもの自由な遊び場「プレイパーク」づくりを進める。
・ 通常の公園にある禁止事項に縛られない自由な遊び場(プレイパーク)を市内各所に作り、子どもの生きる力を育む。
・梶野町公園を地域住民と共に市民団体による運営、管理の行われる防災・冒険遊び場として、地域の多世代交流やネットワークつくりを推進するモデル事業とする
②子どもの育ちを支えるボランティアやコーディネーターを育成する。

5・子どもの視点に立った安全対策を進める・(子どもが使うことを前提にした安全基準をつくる)
①子どもの危険回避能力を高めるため、CAPプログラムの導入などの事業に対して支援を行う。
②携帯やパソコンを使った犯罪を未然に防止する。
③地域の防犯力を高めるため、既存の組織(町会・子供会・商工会議所などと)と市民団体、行政の連携を推進する。

すべての子どもの学びを保障する
1・学校は子ども・保護者・教員・地域の主体で運営する
①入学式・卒業式は保護者・児童生徒・教員の意思を尊重する。

2・地域に子どもの学びの場をつくる

①放課後を豊かに過ごせる場を地域につくる
②地域での多様な取り組みを支援する
③循環型社会の環境教育の視点に立った体験学習を行政・市民と協働で行う
④公民館や図書館などの社会教育施設は、子どもの声を運営や事業に反映させる。

3・教育委員会のあり方を見直す
①教育長・教育委員の公募制を導入し、幅広く人材を起用する。

4・障害があるなしにかかわらず、誰もが地域の学校で学べる特別支援教育を進める

①教育、福祉、医療の連携で、幼児期から就労までのトータルな支援を行う
②不安を抱える保護者同士のネットワークを広げ充実するための支援を行う

5・外国籍のこどもへの支援を進める

①外国籍の子どもへの日本語教育を保障する。
②すべての子どもが義務教育を受けられるよう、調査し支援をすすめる。

6・命を守る教育をすすめる
①増加傾向のエイズ・性感染症の予防教育を徹底する
②教職員の研修を行うとともに、産婦人科医や助産師・保健師などとの連携をすすめる。
③学齢期の子どもたちとマタニティママや乳幼児親子との交流やベビーシッター体験などを行い、命の教育につなげる。