10月、小金井市のごみ対策課は、家庭や事業所から出された可燃・不燃ごみの中に、混入しているごみの組成調査を行いました。
調査対象を戸建、家族集合住宅(ファミリーマンションなど)、単身集合住宅、事業所に分類して、結果を分析します。
私は、市民参加の呼びかけがあったので、戸建世帯の可燃ごみの調査に立ち会いました。
当日朝9時ごみ収集車が中間処理場に到着。午前中は、限定された地域内の戸建の可燃ごみが調査の対象となります。
収集された山積みの黄色袋のなかから、約100キログラムのごみをサンプルとして取り出します。袋がカッターで開けられ、手選別で調理クズや食品ロス、紙パックやレジ袋、ラップ、プラスティック、紙おむつなど、分類された50箱の中にそれぞれ投入していきます。可燃ごみには、プラごみや資源となる雑紙、不燃ごみがたくさん混入しています。それでも集合住宅や事業所に比べると、戸建は圧倒的に分別が進んでいます。
特に、生ごみはすでに市民によって殆どが小袋に入れて分別され、他のごみと混ざらないようにしてあります。かさは少ないが重量計算では全体の66%も占めるのは、その殆どが水分だからです。
水切りと雑紙やプラスチックごみや不燃ごみの分別の徹底で、可燃ごみは劇的に減量できます。どうしたら、集合住宅や事業所にも分別の周知徹底ができるのか今後の課題です。
小金井市はこの結果を分析する計画です。
小金井・生活者ネットでも、公表された数値を分析し、政策提案につなげていきたいと考えています。(杉本早苗)