庁舎問題特集号「市庁舎問題を検証する」 2 ・・・こがねっとレポートno.114から

2014年12月15日 17時11分 | カテゴリー: トピックス, まちづくり・防災

こうして市民参加は踏みにじられた!

 市はこれまでに2つの新庁舎建設に関する『市民検討委員会』を設置しました。どちらの委員会にも、建築の専門家はじめ多様な市民が参画しています。

 まず1つ目は、2010年3月設置の『新庁舎建設基本構想策定市民検討委員会』。翌11年1月に「新庁舎建設基本構想案」を答申。同年3月、市は答申を踏まえて「基本構想」を策定し、新庁舎の建設は「蛇の目ミシン工場跡地」と行政決定しました。市民公募を含む27名の委員が17回の委員会と7回の起草委員会での議論を経て決定したことや、他市にもあまり例を見ない市民1万人アンケート調査、市民フォーラム、パブリックコメントなど多くの市民の意向を踏まえて作成されたことが特徴です。

そして2つ目は2011年6月設置の『新庁舎建設基本計画市民検討委員会』。ここではより具体的に、新庁舎の機能と整備方針、規模と機能の配置、駐車場などの敷地利用、事業手法、財源計画、事業スケジュールなどについて全15回、1年8か月にわたり議論しました。傍聴する市民も回を追うごとに増えたと、副委員長の答申のあとがきにあります。パブリックコメントや市民フォーラムを経て、13年3月、市は「蛇の目ミシン工場跡地」に「平成30年に総合庁舎」を建設・オープンするという「基本計画」を行政決定したのです。

 これほどの時間と労力をかけた「新庁舎建設基本計画」。これには、市民協働を進めたり、防災時の司令塔にもなることで、未来世代への責任を果たす役割が示されています。それを市長は1年半後に「凍結」し、突然「第二庁舎買取」を提案。「市民参加が踏みにじられた」ことへの市民たちの怒りは当然です。(田頭)