小金井市議会から、憲法解釈変更による集団的自衛権行使に反対!

 小金井市議会は、先の3月定例市議会において、生活者ネットが他2会派と共同提案した「立憲主義を否定する政府の憲法解釈変更による集団的自衛権行使に反対する意見書」を賛成多数で可決しました。この意見書は、衆参院両議長と内閣総理大臣に宛てて、提出されました。

◆意見書の賛否は、下記の通り。(敬称略)
  賛成13ネット2(田頭・林)
       共産党4(森戸・関根・水上・板倉)、
       民主党2(鈴木・岸田)、
       みんなの党2(百瀬・渡辺)、
       市民自治1(片山)、
       市民会議1(斎藤)、
       こがおも1(白井)。
  反対10:自民党5(中根・遠藤・中山・湯沢・露口)、
       公明党4(宮下・紀・渡辺・小林)、
       改革連合1(五十嵐)。
 

●3月に続き6月議会でも

 しかし、憲法の解釈変更を止めるどころか、強硬な態度。市民の不安は募るばかりです。小金井ネットは、6月議会でも更なる意見書の提案を表明。他会派と協議をして、再び「憲法解釈の変更による集団的自衛権行使の容認に再度反対する意見書」を賛成多数で可決することができました。

 生活者ネットの賛成討論

◆意見書の賛否は、下記の通り。(敬称略)
  賛成13ネット2(田頭・林)
       共産党4(森戸・関根・水上・板倉)、
       民主党2(鈴木・岸田)、
       みんなの党2(百瀬・渡辺)、
       市民自治1(片山)、
       市民会議1(斎藤)、
       こがおも1(白井)。
  反対6:自民党5(中根・遠藤・中山・湯沢・露口)、
       改革連合1(五十嵐)。
  退席4:公明党4(宮下・紀・渡辺・小林)。
 

●安倍首相は方針の撤回を

 これまで政府は、集団的自衛権を行使することは、「我が国を防衛するため必要最小限度」とする9条の許容範囲を超えるものであって、憲法上許されないとしてきました。しかし安倍首相は、今年2月の衆議院予算委員会で、集団的自衛権の行使について、政府の判断で憲法第9条の「解釈改憲」を進めるという考えを示しました。

 多くの批判や懸念が上がる中、自治体議会からも反対の声を広げるべきであり、このまま国民の議論もないままに、首相という立場を使って勝手にするべきことではありません。