子宮頸がんワクチンは、本当に安全か?

 一般的にどんな予防接種も副反応は不可避とされるが、子宮頚がんワクチン「サーバリックス」は、他と比べて発生率が非常に高く、インフルエンザの約10倍。すでに全国で956件の事例が報告されているばかりか、死亡例もある。
 しかもこの薬剤は、臨床試験の終了を待たずに国が導入を決めた経緯があり、また、がん予防効果についても、「期待されるものの、実際に達成されたという証拠は未だなく…」と厚生労働省関係機関が報告書で述べている。つまり、安全性、予防効果のいずれも確証がないままに、政治的に導入された薬剤といわざるを得ない状況にある。

 *子宮頸がんワクチン接種の中断・中止を

 東京・生活者ネットワークは、安全性や有効性について充分な確認・検証などの体制が整備されるまでは、国として子宮頸がんワクチン接種を中断し、課題が残る場合はワクチン接種を中止するよう求め、5月17日、厚生労働省担当者と面会し、厚生労働大臣あての要請を行った。

 子宮頸がんは進行が遅く、2年毎の検診で早期発見すれば簡単な手術で完治し、出産もできると言われている。効かないかもしれない薬に頼るより、きちんと検診を受けるようにすることの方が有効ではないだろうか。(小山)