地球温暖化対策にむけて

小金井市のCO2削減は27%

 今年3月、「小金井市地球温暖化対策地域推進計画」が策定されました。この計画では、市全域で排出するCO2を2020年度までに2006年比で27%削減を目標としています。
 小金井市はベッドタウンであり、特に市民生活からのCO2排出量は約50%にも上ります。
 計画では「家庭の省エネ徹底促進」を重点対策のトップにあげ、市の支援策として「太陽光発電等の省エネルギー設備に関する助成制度」が盛り込まれています。しかし、国や東京都の補助金とあわせても、個人への負担は重く、省エネ機器による削減には限界があります。またエコドライブの講習会も実施される予定です。
 しかし、高齢化が進めば、マイカー利用者の減少が予測され、むしろマイカーに依存せず、歩いて暮らせるまちづくりへの環境整備が優先されるべきです。
 今回、ヒートアイランドを抑制し省エネ効果のある「緑化推進」が重点対策に盛り込まれました。しかし緑地は減少の一途を辿っています。野川や、国分寺崖線、玉川上水、農地など緑地を保全し、街路樹を増やすなど、まちづくりと一体となった地球温暖化対策が有効です。
 今年度「緑のカーテン」の市民への苗の無料配布が実施されました。市報で周知されたのですが、当日は朝顔やゴーヤの苗は数時間であっという間に配布終了。7月になって、ようやく背丈ほどにつるが延びた「緑のカーテン」がまちのあちこちに見られるようになってきました。来年はもっとたくさんの場所で多くの市民に無料配布できるように、議会で要望しました。