粗大ごみの行方

2010年6月18日 14時19分 | カテゴリー: ごみ・エネルギー問題, トピックス

粗大ごみ、使えるものはリユースに

引越しのシーズンになると、小金井市のマンションやアパートの一角に、まだ再利用できる家具や家電製品などが雨ざらしになっている。まだ使える粗大ごみの行方を追ってみた。

 小金井は、他市に比較して単身世帯の転出入による粗大ごみが多いと聞く。平成20年度の粗大ごみ総量は727トン、447tが中間処理場で破砕され、布団など280トンは委託先の施設に搬送される。埋め立てごみを除いて、最終的にはどちらも燃料になっているが、資源化には経費がかかる。1トンあたり、可燃系は約25万円、不燃系は約38万円、布団は32万円。焼却ごみ処理費と比較してもトン当たりの経費は3倍以上にもなる。回収される物品で最も多いのが布団で、椅子、本棚、自転車と続く。

 実は、小金井市には「粗大ごみ」をリユース(再利用)にまわせるシステムがある。ごみカレンダーの「粗大ごみの出し方」の欄に「再利用可能なものはリサイクル事業所へ」というインフォメーションに注目して欲しい。この事業所に連絡すると「再利用が可能かどうか」が確認され、中町3丁目のリサイクルセンターに即日搬送され、修理後、販売される。引き取り料金は粗大ごみと同額である。対象品目は、布団を除き、家具、木工品、自転車、生活用品、電気製品と幅広い。

 しかし、たいていの市民は、「粗大ごみ受付センター」に連絡してしまう。窓口では再利用可能かどうかは市民が判断することになっているから、連絡した時点で、再利用不可として扱われ、ほとんどが中間処理場やその他の施設に搬送され「燃料」への道を辿る。引き取りに来るまで約4〜5日かかるため、雨ざらしはやむを得ない。

 市議会で、小金井・生活者ネットは、粗大ごみ受付センターの窓口で「使えるかどうか」を市民に聞いて、使えるものはリサイクル事業所に連絡をするべきであると提案している。しかし再三の要望にもかかわらず一向に改善されていない。今後も、小金井・生活者ネットはごみカレンダーでの周知徹底や、大学やアパートの管理者と連携した対策に取り組むように行政に要望していく。