非焼却施設を早急に調査せよ!

2009年12月9日 15時28分 | カテゴリー: トピックス

「生ごみ減容処理システム」と「炭素化装置」を視察

■自動車スクラップ工場内の炭素化装置を視察する田頭祐子議員
■自動車スクラップ工場内の炭素化装置を視察する田頭祐子議員
 2017年には新しいごみ処理施設が稼動する予定です。今こそ、他市に先駆けて小金井市がごみゼロのまちを目指す絶好のチャンスです。小金井・生活者ネットワークの田頭祐子議員は、燃やさず、埋め立てずに資源化できる処理方法を探るために、2009年10月、「生ごみ減容処理システム」と「炭素化装置」を視察しました。

●炭素化装置は埋め立てごみも資源にできる

 今回、田頭議員が訪れたのは、沖縄県うるま市にある民間の「炭素化処理施設」。ここでは可燃ごみをはじめ、最終処分場に送っていた埋め立てごみも資源化できます。このシステムでは、窒素をタンクに集め500度の低温で熱処理を行い、オイルと水と炭素化物質に分解します。炭素化物質(見かけは炭)は土壌改良剤などに、プラスチックごみから取れたオイルや水は、装置を動かすための動力や冷却用に再利用できます。またダイオキシンやCO2の発生は殆ど無く、地球温暖化対策としても有効です。
 2009年12月から、小金井市の可燃ごみと同量の日量100トンのごみが、二枚橋焼却場の3分の1以下の面積の約2500㎡の処理場で資源化される予定。市はごみ処理場に必要な面積を約8000㎡としていますが、処理方法によっては広大な面積は不要です。すでに福岡県田川市は炭素化の方針が発表され、立川市でも検討が始まっています。

●微生物の力で生ごみを分解する

 小金井市の生ごみ減量化は重要な課題です。田頭議員は、微生物による分解で、生ごみの90%を消滅する埼玉県久喜宮代衛生組合の施設を視察しました。木屑チップに枯れ草菌などの微生物を混ぜると、生ごみが発酵し、水分と気体(炭酸ガス、窒素ガス)に分解されます。微生物の働きで、24時間で90%が減容され、残りを堆肥や土壌改良剤として利用します。屋根と囲いのある大きめの倉庫の床に、菌床と生ごみを混ぜ、24時間寝かせて置くシンプルな装置です。4月からモデル地域1万世帯中、約5千世帯から生ごみを収集し、日量4トンが処理されています。今後、微生物の分解を促進し、良質な堆肥をつくるためには、何よりも市民による分別の徹底が必要なのです。
 視察後、田頭議員は「燃やさずに資源とすることが、ここまで可能になっていたとは。小金井市の市長、職員にもこれらの施設を見て欲しい」と、心から思ったそうです。
 10月、二枚橋衛生組合議会で、焼却場跡地を調布市、府中市、小金井市で3分割することが承認されました。現在小金井市のごみ処理基本計画の見直しが始まっています。焼却処理を前提に作成された計画を見直し、非焼却を方針とする計画に変更するべきです。そのためにも小金井・生活者ネットワークは、燃やさない処理方法を早急に調査し、共同処理をする国分寺市と協議に入るように要望していきます。
*レポート「こがねい」№95より